九州へ行き、ゆふいんの森に乗った際の出来事でした。車窓の動画を撮っていた子どもが…
今、銀色の貨物が通ったけど何??
ん??ちょっと動画見せて…あ!これは銀釜で九州で多分1つしか車両がないんじゃないかな!
え!?そんなレアなやつなの!?
という感じで、初めて銀釜に巡り合えた瞬間でした。
そもそも銀釜ってなに・・・?
銀釜とは、関門海峡を機関車が渡る際に海水で機関車が傷まないように、車体自体をステンレスで作っているため銀色の車体となっている機関車です。初代の銀釜は関門海峡を門司港駅から下関まで1周した記事に紹介してあるように、関門海峡めかり駅前に展示されています。
これですね!
あのEF30が初代銀釜、そして次世代が現在1両のみ走行しているEF81-300、その後継者として今増えてきているのがEF510-300の銀釜になります。EF510は以前川崎車両工場の記事を書いたと思いますが、そこで何両か作られていたので、これからは見る機会も多くなり、珍しい列車ではなくなると思います。ちなみに、今関門海峡を走行しているのは、銀釜ではなくEH500金太郎となります。
銀釜、私も見たかった!どうやったら会えるの??
車両1つしかないから、そんなしょっちゅうは会えないかな…💦ちょっと調べてみるけど…。
会いに行きたいなぁ♡
うーん。まぁもちろん時刻表はないんだけど、会いに行くとしたら、下の3つの選択肢かなぁ…。詳しくないからわからないけど…。
- 千早操車場へ見に行く
- 福岡貨物ターミナル駅に見に行く
- JR貨物北九州ターミナルを見に行く
銀釜は時刻表がないので、会えたらラッキーという気持ちで、数日かけて見に行ってみました。
列車の位置をJR九州のアプリでリサーチする
JR九州では、列車の位置情報がJR九州のアプリに出ています。JR西日本も列車の位置情報が出ていますが、貨物の情報は出ていないのに対し、JR九州のアプリでは貨物の位置もなんとなく知ることができます。「なんとなく」というのは、‘貨物’と表示されているのではなく、空白で出ているので、貨物かも知れないし、何か回送の列車かも知れない…という感じです。
この位置情報を見ながら、もうすぐ貨物来るかな~?と思いながら電車を見ていました。
JR千早駅・千早操車場へ見に行く
JR千早駅という場所が福岡貨物ターミナル駅の近くにあり、福岡貨物ターミナルへ発着するために方向転換をする場所になっているようです。千早駅では、2つのホームの間に一本線路があり、こちらは貨物専用の機回し用になっているようです。
JR九州の走行位置を確認するアプリを見てるんだけど…この「千早操車場」って何?
…わかんない。
お客さんがいなかったら、ちょっと駅員さんに聞いてみる!
千早操車場は特にグーグルマップにも出ておらず、ググってもよくわからなかったので、お客さんがいない時を見計らって聞いてみました。
あの、この千早操車場ってどこのことなんですか?JR九州の貨物が見たくって…
ここは駅があったりするわけではなく、箱崎駅から千早駅までの間に線路が1本くらいあって、機関車が待機する場所だと思います。千早駅のすぐ手前くらいにあると思います。
そうなんですね。ちなみに貨物が見たいのですが、この周辺って走行していますか?
今の時間は走っていなさそうです。
わかりました。お忙しい中、ありがとうございました!
駅員さんにお聞きして、しばらく待機していると、コンテナを牽引した機関車が到着しました。
おぉ!奥の方に金太郎が停まっている!ここが千早操車場なのね。
千早駅では、「千早操車場に停車している貨物の写真」「千早駅を通過する貨物の写真」「千早駅の機回しの線路に停車する貨物の写真」を撮ることができますが、機回しの線路に停車する貨物の写真だけは撮れませんでした…💦そしてここでも銀釜には会えずでした(´;ω;`)ウゥゥ
ちなみにホームの端に無線を持ったスタッフの方がいて、恐らく貨物の機関車と連絡を取り合っていたんだろうなぁと思います。
福岡貨物ターミナル駅へ行く
千早駅では銀釜を見ることができなかったので、次は福岡貨物ターミナル駅へ向かいます。JR千早駅から乗り換えて、西鉄千早駅に乗り換えて、貝塚駅へ向かい、貝塚駅で下車します。貝塚駅には機関車やゴーカートがある素敵な公園もあるので、良ければこちらの記事も見てみてください♡
貝塚駅の1番出口から出て10分ほど歩くと、福岡貨物ターミナルが見えてきます。
そこから歩道に沿って南の方へ10分ほど歩くと、橋が見えてきます。その橋を上ると、橋から福岡貨物ターミナルが一望できます。
思ったよりボロボロの橋でビックリしましたが、マラソンで走っていらっしゃる方もおり、景色はとても素敵でした!
少しの間写真を撮っていましたが、残念ながら銀釜には会えませんでした(´;ω;`)
ただ、ここ周辺には福岡空港もあるため、飛行機がしょっちゅう飛行していて、綺麗な写真も撮ることができました♡
JR貨物鳥栖ターミナル駅
鳥栖駅-博多駅の間を快速電車に乗っていたときのことです。車窓を眺めていた子どもが…
あれ!?今銀釜通ったよ!!
え!?見たかった~(´;ω;`)
この近くにJR貨物鳥栖ターミナル駅があるね。ちょっと降りて見てみようか。
ということで、JR貨物鳥栖ターミナル駅の間にある「田代駅」で下車しました。これがまさかのチョイスミスでした…(´;ω;`)
田代駅に下車すると、ながーいホームがあります。
うーん。駅周辺には銀釜いなさそう?アプリでは銀釜はここら辺に停車しているはずなんだけど…
と喋っていると…撮り鉄の方が話しかけてくださいました。
あ、みなさん銀釜見に来たんですか?ここの駅周辺から見るのは難しいと思います。ちょうとあの遠い高架橋のところが銀釜の停車位置なので、そこまで歩かないと見れないですね。
うーん…500mか、、、でも電車の時間もあるし、厳しそう💦もう歩けばすぐ目の前に銀釜が居てるのに…めっちゃ悔しい(´;ω;`)
私も銀釜を追いかけているんです。銀釜カッコいいですよね。
そうなんですね!会いたくていろんな貨物ターミナルを見に行ったのですが会えなくて💦ちなみに今から門司港駅まで行くのですが、JR北九州貨物ターミナルに銀釜が来るかどうか、ご存じですか?
JR北九州貨物ターミナルには戻ってきますよ。でも何時に戻ってくるかは私も知らなくて、恐らく夜なので、暗くて見えにくいと思います💦
そうですか。明日とかも銀釜は動いているんです??
銀釜の明日の予定は今はまだ出てないみたいですね。今夜になったら明日の予定がわかると思うのですが…。
なるほど。色々教えていただきありがとうございました!
あと少し歩けば銀釜を見れるのに…と思いながらも、電車の時間が迫っていたので、断念しました。高槻周辺とは違い、やはり電車の本数が少ないので、銀釜を歩いて見るのは諦めました。
JR貨物北九州ターミナル駅(門司機関区)
JR貨物北九州貨物ターミナルは、小倉駅から門司駅に向かう手前に見えてくる貨物ターミナルです。貨物ターミナル駅は電車の中から見ることができます。
これがJR貨物北九州貨物ターミナルね!ん?なんかいる!これは何かな?
これはEF81の銀釜ではない標準塗装の車両だね。昔はいろんなところに走っていたけれど、最近は本州ではほとんど見れなくなってしまったので、九州ならではの車両だね!
高槻周辺ではみられない車両を見ることができ、とても嬉しいですね!朝と夕方にJR貨物北九州貨物ターミナルを見に行ったのですが、残念ながら銀釜に会うことはできませんでした💦
私だけ銀釜を生で見れてない…(´;ω;`)
銀釜に会う方法の候補
今回、目的地では銀釜に会うことはできませんでした。広い九州で1本しか走っていないので、会うのは難しいですよね。。。
EF80 303の銀釜は門司機関区が配置されている車庫らしいので、そこら辺をうろちょろしていたらいつかは会えるのかなぁと思います。なので銀釜に会う候補としては、
- 九州貨物ターミナル(門司機関区)のあたりで時間をかけてチャンスを伺う
- 貨物ターミナルで貨物を追いかけている撮り鉄のような人が居たら、声をかけて情報を仕入れる
この2つが銀釜を見ることができる確率が高くなる方法かなぁと思います。
ちなみに高槻周辺で銀色のレッドサンダーを見てみたくてJR貨物貨物の時刻表を購入していました。そちらを見ながらチャレンジしたのですが、銀釜に会うことはできませんでした。難しいですね。。。
是非九州へ行った際は、貨物ターミナル駅や車窓を眺めて見てください♡もしかしたら銀釜に会えるかも…♡
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