高槻市には無料の博物館があり、『あくあぴあ芥川』という芥川に生息している生物を中心に、様々な生物を扱っている博物館と、『JT生命誌研究館』という昔の生物から現代の生物まで紹介して、生命についてを勉強する博物館があります。高槻市内での博物館といえばその2つかなと思いますが、幼児を連れていくならどっちがいい??というのを展示内容や利便性を考えて比較してみました☆
あくあぴあ芥川
芥川を北に上り、高速道路を通過してしばらくするとあくあぴあ芥川があります。
あくあぴあ芥川は水遊びの記事で紹介した場所で、遊ぶ場所がたくさんあるところです!
あくあぴあ芥川は4階→1階へ降りながら回っていきます。
4階には何がある?
4階はあくあぴあ芥川の入り口があり、中に入ると高槻市の北東側が見える展望デッキになっています。
入り口には鯉のエサが置かれていて、一日20袋限定の様なので、エサやりをしたければ朝早くに行くことをおススメします!
あくあぴあ芥川の入り口に入ると、すぐ手前に自動販売機とコインロッカーがあるので便利です。
4階は展望台だけなので、さっそく3階へ降りていきます。
エレベーターがあるのでベビーカーや車いすでも昇降しやすいですね☆階段はおしゃれな飾りがたくさんあります。
3階へ降りると…
3階には、ショップやキッズコーナーがありました。キッズコーナーには
- 本を読むスペース
- ボードで芥川にいる鳥の生息地を学ぶゲーム
- 鳥やセミになりきれる着ぐるみスペース
- 靴を脱いで休憩するスペース
- パズルや紐遊びなどで遊べるスペース
がありました。
どのブースもとてもおもしろく、思った以上にここでよく遊んでいました。もちろん着ぐるみは着て、写真をたくさん撮りました♡
2階へ降りると…
2階には大きい水槽が2つと小さい水槽がたくさんあり、魚・亀・ザリガニ・カエルなど、たくさんの動物がいました。
たくさんの生き物がいて、とても楽しく観察できました♡
2階にはトイレがあるのですが、その横に『ハカセの部屋』という研究室(ホルマリン漬けの魚の標本やPCの記録、魚に関する情報が展示してある等)のコーナーと『だれのうんこ?』というコーナー(※『だれのうんこ?』に関しては、2024年9月現在、展示が無くなっていました💦)があります。
『だれのうんこ?』はあくあぴあ芥川に来るたびに、子どもたちは楽しそうにトイレの蓋をあけて楽しんでいました☆無くなってしまって残念です💦
1階へ降りると…
一階へ降りると、主に動物の剥製や昆虫の標本がたくさんあります。
部屋に隅に着色料となる昆虫の情報が展示されており、初めて子どもたちと見ました。自由研究の題材にしたらおもしろそうですね!
子どもたちは虫から着色料を作っているのを知って、少しショックだったようです・・・💦
1階のフロアには虫取りや魚とりのグッズが展示されています。網やスマホ用の顕微鏡なども販売案内がしてあり、昆虫や川の生き物などの採取に必要な物品の参考になりました☆
1階にある自然工作室
1階にある自然工作室は毎週土曜と第2日曜日に工作を無料でしています。30分以内と時間は決められていますが、木や竹やドングリや松ぼっくりなどの材料が種類豊富に置かれており、ボンドやマジックペンやのこぎりなどの道具を各テーブルに置いてくれていて、自由に使用することができます。工作室の利用の仕方は、
- 出入口の受付にスタッフの方がいるので、受付をする。混んでいたら待たないといけない。空いているとそのまま案内され、利用する全員の名前を記入し、テーブルの番号と時刻が記入された紙を渡され、入室する
- 案内されたテーブルの番号のところへ行き、受付で渡された紙をテーブルに貼る
- 材料を集める。(何を作るか迷う時には、見本がずらりと並んでいるので、その見本の中から作りたい作品を選んで、その作品を手本にしながら材料を集め、作る)
- 材料が集まったら、テーブルで作る
- 作り終わったら、帰る
という感じになります。30分時間があるのですが、案外一瞬で終わります。工作室が混雑している場合もあり、受付でも、室内でも、30分の時間を守るように言われるので、30分以内に終われるように注意しなければなりません。
初めて行くのは不安ですが、スタッフの方が「利用されたことがありますか?」と聞いてくれ、初回の際は手取り足取り教えてくれるので安心です☆
1階から芥川の川沿いへつながる出口がある
1階から芥川の川沿いへつながる通路の途中に、いろんな石の展示や地震が起きる仕組みを体験できる模型が置かれていました。
地震が起きる仕組みを体験する模型で初めて、地震が起こる理由を子どもたちは知り、何度も体験をしていました。
あくあぴあ芥川の隣にある公園『芥川緑地 健康づくり広場 アクトレ』
あくあぴあ芥川の隣には、『芥川緑地 健康づくり広場 アクトレ』という公園があります。子どもが遊べる公園もあり、とても楽しく遊べます☆
あくあぴあ芥川のおススメポイント
- たくさんの生物が展示されている
- 子ども向けのコーナーがたくさんあり、幼児でも楽しみやすい
- あくあぴあ芥川で遊んだ後は、外にある川で遊べる。外は木が多く、昆虫も採取しやすい
- その時期のイベントをよくやっている
- 1階にある自然工作室は毎週土曜と第2日曜日に工作を無料でしている
- 駐車場は有料であるがその日の最大料金は400円で安く、駐車場はたいてい空いている
- あくあぴあ芥川の隣に『芥川緑地 健康づくり広場 アクトレ』という公園があり、子どもが遊具で遊べる
では次はJT生命誌研究所です☆
JT生命誌研究館
JT生命誌研究館は高槻駅から北西へ15分ほど歩いた場所にあります。
見学は無料、火曜~日曜の10時~16時半まで見学できます。
ずっと気になっていた見学に行ってみました。大人向けなのかな?と不安に思いながら行ったのですが、思った以上に幼児も楽しんでいました。
駐輪場や駐車場が無料
駐輪場や駐車場は無料で、とても行きやすい場所ですね。写真のように建物の前に駐輪場があり、この写真の左側が利用者の駐車場でした。
入り口から入ると…
JT生命誌研究館の入り口を入ると、受付があります。受付の手前には館内展示マップ・自動販売機・休憩できる椅子などがありました。受付の近くには、おススメの書籍が並んでいました。
JT生命誌研究館は1階から4階までありますが、主に1階と2階の見学になります。
3階には実験室があり、イベントに使用しているようです。4階には食草園というチョウチョが住んでいる場所がありますが、こちらのイベントのみのようです。
受付周辺の展示物
建物の中に入ると受付があります。受付のところに「肺魚」の水槽が2つあり、肺魚が展示されていました。肺魚って最初は何かわからなかったのですが、肺で呼吸をする珍しい、恐竜の時代からいる魚のようです。アフリカ肺魚のマーブルくんとオーストラリア肺魚のアボカドくんがいました。後ほど紹介するぬりえのイラストにもなっている肺魚ですね。目と口がかわいく、愛らしいです。
また、受付の裏には動物たちの骨格模型がありました。子どもたちに「これなーんだ?」と質問しながら、楽しく見ていました。動物の骨ってあまり見る機会がないので、とても面白かったです。
1F展示ホール
受付を過ぎると、1階の展示ホールがあります。写真のような広い空間に様々な展示品があります。
一階の展示物では、
- 細胞展
- ゲノム展
- 絵本「いのちのひろがり」原画展
- 生物ごとの脳の大きさがわかる展示物
- 「生まれるまでの時間」「生まれてからの時間」の展示
- 図書室
- ビデオブース
- ナナフシの展示
- DNAの仕組みを理解するパズル
- 様々な細胞の分裂速度がわかる模型
- 受精後の骨の成長
- 脳のパズルの展示
などがあります。
展示の仕方も写真のように模型を使ってでダイナミックに説明していたり、映像で説明していたりして、とてもわかりやすくおもしろいです。
2Fのギャラリー
2Fのギャラリーには
- エルマーの冒険の模型(エルマーの冒険とともに進化を学んでいく展示です。この部分は詳細写真は撮影不可なので、HPを見てみてください♡)
- 昔の時代にいた生き物や植物の展示
の2つのコーナーがありました。
幼児には内容がわかりにくくても、なんとなくその模型の仕組みがわかったり、わからなくても楽しく模型を見たり触ったりしていました。
持って帰れる製作品がいくつかある!
無料でもらえる製作が受付や展示品のところに置いています。
- ぬりえ
- ペーパークラフト
- 自分で作る卓上カレンダー
ペーパークラフトが入っている李刊「生命誌」カードは受付前や展示物の近くに置いてありました。年4回発行しているようで、こちらの李刊「生命誌」カードは申し込みをすれば定期的に無料で自宅へ送ってくださるようです。
ペーパークラフトや卓上カレンダーは、小学生以上であっても介助が必要そうなくらい作業が細かい部分があります。
受付にT4ファージのペーパークラフトがあり、こんなマイナーなT4ファージのペーパークラフトがあることにビックリしました。受付の方に、HPからペーパークラフトが印刷できますよ~と教えていただきました。厚紙が必要ですが、様々なものを作れますね。
たくさん作ってお家に並べたいですね♡
色々とイベントもしている
館内の入り口や受付にイベントのチラシが置いてありました。その時期ごとに、イベントをいろいろやっているようです。
とてもおもしろそうですね!
JT生命誌研究館のおススメポイント
- 生きた生物の展示品は少ないが、模型や映像などがダイナミックでわかりやすく作ってあるのでおもしろい
- 展示内容が幼児にはわからなくても、身近な物の模型やパズルなどがありおもしろい
- 持って帰れる制作品がある
- 駐車場・駐輪場は無料
あくあぴあ芥川とJT生命誌研究館を比較してみた!
あくあぴあ芥川とJT生命誌研究館を比較してみると、
あくあぴあ芥川 | JT生命誌研究館 | |
---|---|---|
生きた生物の展示品 | ◎ | 〇 |
幼児が楽しそうな展示品 | ◎ | 〇 |
小学生以上の展示品 | ◎ | ◎ |
持って帰れる製作品 | △ | ◎ |
駐輪場や駐車場 | 〇(駐車場は有料) | ◎(駐車場も無料) |
このような比較になり、やはりあくあぴあ芥川の方が幼児が良く遊びやすいかなと思います。特に夏あたりだとあくあぴあ芥川の前で水遊びもできるので、丸1日遊ぼうと思ったら遊べる博物館だと思います☆
JT生命誌研究館は個人的にはとても好きで、幼児の我が子たちもとても楽しんでいましたが、どちらかというと小学校以降の子が勉強を進めるのにわかりやすい展示品が多いかなという印象です。
どちらの施設もとても楽しく、その時期のイベントなどをしているので、是非行ってみてくださいね♡
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